小倉店の白石です。
今日は楽器のサイズ等の規格について書き綴りますヨ!
プレイヤーのみなさんは日々楽器に触れていると思います。
そして、たま〜に
「ギター、超絶技巧ってみたいからもう少し弦高を下げてみようっと! 」
「ベース、もう少しブーミーな感じを出したいからピックアップ上げてみようかな〜」
そんな衝動に駆られて愛器の調整に没頭しだすってことはないですか? 笑
ま、そうじゃなくても時々微調整しますよね?
そんな時にイジルのがブリッヂのサドルやピックアップ。
イジルのに使うツールがレンチやドライバーですよね?
そして、イジろうとしたら
「この六角じゃあ少し大き過ぎて入らないなぁ」
「ん?今度は微妙に小さくてブカブカで回せない…。」
ってな経験をした事ありませんかー?
ピッタリ合うレンチがなくて半泣きになるっていう 笑
私もあります…。
私はベースプレイヤ−なんですが、
以前、まだ10代の頃、G&LのL2000っていうベースギターが愛器でした。
購入してまもなくの頃ですが、当然、弦高調整なんかしますよね?
サドルのスクリューは持っていたレンチで動かせたのですが、
この当時のL2000ってモデル、プレシジョンティルトネック(確かそんなネーミングだったと思います、違ってたらすみません)っていう機能がついてたんです。
プレートを介した3点止めボルトオンの、一番ヘッド側のボルト横に小さな穴が空いてて、そこにレンチを入れて回せばネックの仕込み角度を調節できるってものでした。
ところが、それに合うレンチがないのです…。
結局なんで合うサイズがないのか謎のままでしたが、
しばらくして、ある先輩からこの規格のコトを教えてもらったのです!
G&LはMADE IN USA つまりアメリカ製で、このベースに使われてるパーツは全てインチ規格のモノだったのです!
それからインチ規格の六角レンチを入手し、無事G&Lのネック調整機能を堪能することができたのです。
ミリ規格のレンチでは、このネックジョイント部に仕込まれてたイモネジには全く合う物がなかったのですが、サドル部分はたまたま合うってか、噛んでくれるレンチがありましたが、やはり、微妙にあってないそうで、その微妙な遊びが後々ネジに不具合をもたらす可能性があるってことで、こちらもインチ規格のものを購入しました。
さらに、前回の『シールドケーブル』 では掘り下げなかったのですが、ジャックも実はインチとミリがあるのです!
この当時、カナレのシールドを使ってたのですが、このG&Lには何か少し緩いというか、若干遊びがあるのを感じてたのです。
そう、インチ規格のジャックにミリ規格のプラグだと少し緩いのです。
左がインチ規格、右がミリ規格、先っぽの形状がインチの方がずんぐりした感じで、経もすこーし太くなってます。
これを機にシールドケーブルもモンスターケーブルだったかな?なんせUS製のものに一新しました。
余談ですが、現在私が愛用しているのはWARWICK社のベースギター、MADE IN GERMANY ドイツ製です。こちらはミリ規格です。しかも購入時に専用のレンチが2種類、収納用の小袋と一緒に付いてます。(んー、きめ細かなサービスです)
愛用のシールドケーブルはEX PROのSです。
ところが、EX PROは国産なのですが、実はプラグ部のみ米国のスイッチクラフト社製のものをわざわざ採用してます。
つまり、ミリのジャックにインチのプラグをさしてるのです!
チョーキッチキチです 笑
しかしアンプはGKなのでこちらは米国製、んー、なんかややこしいぞ!?
こういう場合はインチのシールドで統一しておいたが無難かもです。
あくまで個人的見解ですが。大は小を兼ねるって言いますしな。
もっと拘る人は、
例えばギターが国産なので楽器側はミリ、アンプは米国産なのでインチって付け替えてる人も居るはずですが。(余談ですが楽器側とアンプ側で挿す向きが決まってるシールドなんかもあります*プラグの規格とは関係なく電気信号の伝導効率のため)
ところで少し脱線しますが、WARWICKはベースギターしか作らないブランド、そしてスイッッチクラフト社はプラグ専門のブランド!
個人的にこういう職人気質なブランドは好きっすねー!
ドラムもピアノもはたまたオートバイも作ってるようなブランドより強いこだわり、スピリットみたいなものを感じるからでっす。
ってなわけで、インチ規格とミリ規格についてだらだら書き綴ってきましたが、いかがでしたかー?そろそろ〆にします。
みなさんも愛用の楽器、機材のパーツにも一度注意を払ってみてみて下さいねー!
それでは、TAKE CARE!!!
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